画集が出ます❁
- orie

- 12月6日
- 読了時間: 3分

2026年の1月26日、私の二冊目の画集が出版されます!
タイトルは「BEDTIME STORY」、
サブタイトルは「こっちへおいで、おはなししよう」です。
BEDTIME STORYは、夜眠る前に読む物語、おとぎ話、という意味があるそうです。
素敵な言葉です、とっても!
小さなころ、夜眠る前に読んだ物語を覚えていますか?
時には魔法使いになったり、動物達と冒険したり、龍に乗ったり。
何にでもなれたし、なんでもできる気がしました。
そしてそれは大人になった今でも変わらない。
いいえ、むしろ…大人になったからこそ、必要なのです。
私たちには、夜眠る前のおとぎ話が。
そんな気持ちでタイトルをつけました。
眠る前にでも、あったかいお布団の中で本を開いてもらえたらいいな。
今作は画集ではありますが、詩や短編の物語も入っています。
編集者さまに「orieさんの言葉にも重きを置きたい」と言って頂けて嬉しかったです。
言葉、大好きなんです。絵と同じくらい。
気持ちが伝わりやすいです。伝えたいことがたくさんあるんです。
本とは、作者と読者とのとっても静かな対話だと思っています。
小説を読んでいると、一人で家の中にいるのに
本の作者と、そして物語の中の登場人物達と、とっても濃いお話をしているみたいな気持ちになって。
知らなかったことや、考えもしなかった発想、考え方に触れることが出来て
見え方が変わります。世界の見え方。
何度も会いたいって思える主人公に出会えたなら、それはもう友達なのだと。
そう思うと私にはたくさん友達がいることになります。
そういうのでいいんじゃないかって、思うんです。
こうあるべきだって誰かが掲げたルールや姿よりも、
心の中にあるものを大切にすればいいんじゃないかって。
それぞれ持っていたいものを持っていればいいんじゃないかって。
本は良いです。素晴らしいです。
言葉がたくさんで、気持ちがたくさんです。
絵は言葉になりきらない姿です。
だからよっぽど心に近くて、心そのものという感じです。
絵も言葉もどっちも好きです。大好きです。
その大好きなものを受け取ってくださる皆さまがいる。
私は幸せ者です。本当にありがとうございます。
世界は次から次へと変わっていって、きりがありませんね。
振り回されて疲れてはいませんか?
全部を知っている必要なんてないのですよ。
私たちが知っていなくちゃいけないことというのは、
この手で触れられる範囲のものくらいです。
抱きしめて温度のわかるもの。
ただ思いを馳せていたいもの。
最後は必ず置いて行かなくちゃいけません。
その間際、最後の最後に手を繋いでいたいものはなんですか?
錯綜する情報に飲み込まれて、それを見失わないでね。
私の作品と、どうかおはなししてください。
自分自身と、たくさんたくさんおはなししてください。
あなたの世界のおそばに私の本が一冊あったなら……
それはやっぱり、とっても幸せです。
寒くなってきましたね。
あったかくして、風邪ひかないで。
読んでくださってありがとうございました。
またね。




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