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BLOG: Blog2
  • 執筆者の写真orie

もしも世界が



もしも世界が私のためにあったら

私は絵を描かなくても笑っていたのかな


もしも世界が君のためにあったら

君はそんな風に泣かずにいられたの?


誰かの周りで起きていることが

いつの間にかひとりひとりの頭に入って

追い払おうにも追い払えなくて

そうして自分の世界とみんなの世界を比べるの


彼らが持っていないものをきっと持っているのに

そんなことも忘れて手を伸ばしたくなるの

まるで自分のそばには何もないかのように

まるで誰の心にも居られないかのように


ねえ、人はひとりぼっちでは生きていけないみたいよ…


君がいつかひとりぼっちになった時

私を思い出してくれる?


生きるって寂しいね

だけどそれでも歩くんだね


いつか夢見た終わりが

懐かしい匂いと一緒にやってくるまで


そんなに長くないよ、大丈夫

きっとあっという間だよ

痛いのも、切ないのもね


だから安心して

今夜も目を閉じて



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