あまやどり
- orie

- 6月23日
- 読了時間: 2分

悲しいことは起きるけど、その度に私は悲しむけれど
また元の場所に戻ってくるよ。
嵐の中で動じずに平静を装うことはできないみたい。
だけど、そのまま怖がって、たくさん泣いて、弱虫な自分のまま
それでもまた涙を拭いて、ご飯を食べて、夜になると眠って。
そうしてまたゆっくり大丈夫になるのでしょう。
揺れたりぶれたりしない人が強い人だって勘違いして、
私は強いヒーローに憧れていたから、そうありたかったんだけど
どうだろう、私には難しかったみたいだ。
だから私は嵐の度に揺れてしまうことを認めてあげようと思う。
揺れるけど、また戻ってくる。壊れても、また治してあげる。
そっちの方が気が楽かな。
かちかちの岩みたいな強い心は手に入らないけど
ふわふわな綿みたいな心なら。
ちぎれても、またくっつけちゃえばいいからね。
大人になると転んだあとの起き上がり方が少しずつわかってくる。
どんなふうに絆創膏を貼ってあげれば治りが早いのか、なんてことも。
そんなに目を凝らして隅々まで見つけなくてもよかったんだ。
全部に気が付いて、正しい仕草で世界の顔色を伺うことも必要なかった。
自分と、目の前の誰かに対しての優しささえ持っていれば。
何が好きで、何が嫌い?
知っていればいいことなんて、その程度のことだった。
上手に見逃してね。
戦って勝利する以外にも、自分を守る術はあるからね。
自分なりの自分の助け方を知っていれば安心できるかな。
大丈夫。そんなに怖くない。
いつかくる終わりの時に、全部は持っていけないよ。
だからちょっとでいいんだよ。
君はちょっとだけ知っていて、ちょっとだけ持っていればいい。
手放したり変わっていくことは悪いことじゃなくて、とっても自然なことだから。
雨が降りそうなら雨宿りをしよう。
雨が止んだらちょっと冒険してみて、
でもまた雨は降るから、そうしたらまた休んでいよう。
おしまいまで繰り返すだけ。
世界の在り様は自分次第だよ。




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