ひとりごと

昔から本当に日常が苦手で、

頭の中がずっと絵空事で出来ている。

ここじゃない何処かのことばかり考えて

溜飲を下げている気がする。

絵を描かなくても生きていけるのだけどただ好きだから描いていて、というような人を見ると羨ましくなる。

私は絵がなくちゃ生きていけない。

本当の本当に。

昔からいろんなことが自分の周りになかった。

みんなと同じものを見るのが難しかった。

私のこの中身を自分の外に置いておかないと頭や心が爆発しそうだった。

だから感情を作品にして流した。

それを誰かが見てくれて、私は凄く安心した。

そういうことをずっと繰り返しているだけ……。

生きることに向いていないよ。

明日を繋ぎ止めることで精一杯だもの。

描いている時だけは私のことを好きでいられる。

私がこの世界に胸を張って存在していられる。

もう少し、もう少しってここまできたから

まだもう少し歩いてみるけど

心のお星さまが揺らいでる。

暗い気持ちをそのまま流すのは無粋かな。

同じ気持ちの人がいるんじゃないかと思ってるんだ、いつも夜になると。

もしかしてそうだったらいいなって。

悲しんで欲しいわけじゃないんだ。

君には笑顔でいてもらいたいよ。